会社概要商 号株式会社アトピディア 設 立平成13年2月5日 所在地〒556-0016 大阪市浪速区元町1−2−17エスペラントビル8F 資本金1,000万円 事業の目的化粧品の開発および製造、販売 取引銀行三井住友銀行 難波支店 主な取引先株式会社コスメプロ 役 員代表取締役 浄弘貴子 代表者プロフィール1967年生まれ、同志社大学(文学部英文学科卒)。 ステロイド外用剤を使い続けることが怖くなり、ステロイド外用剤を一切絶つ。激しい痛みと痒みを伴うリバウンドと2週間で7kgの体重減少の末、劇症肝炎の疑いで緊急入院となり退職。その後知人から紹介された病院へ転院し症状が落ち着く。 退院後3年の自宅療養を経て院長と偶然再開し、院長の医療関連業務の秘書となる。院長と行動を共にしながら、全国で毎日200名以上の患者さんの診察と論文関連のお手伝いを経験する。 33 歳の頃に皮膚症状が再発。激しい痒みと痛みに襲われ、「もうあのつらい経験はしたくない」と自分のために台所でクリームを作り始める。このとき、竹酢液(竹を薫化した際の煙から作られる液体)を試したことをきっかけに竹のスキンケア効果について興味を持つようになる。 竹の優れたスキンケア効果を、悩んでいる方に知ってもらいたい竹を薫化して作る竹酢液は民間療法として広く用いられてきましたが、特有の燻製のような刺激臭が使いづらいという欠点があります。この刺激臭を脱臭する方法についての研究を開始したところ「香り成分=有効成分」という結果となり、効果を維持しながら刺激臭だけを除去することは断念せざるを得なくなりました。それでも、竹には必ず優れたスキンケア効果をもつ成分が存在するはずだという強い想いから、竹を薫化せずにエキスを抽出する方法の研究を開始しました。 淡路島へ通っては粉砕した竹を持ち帰り、院長に教えて頂いた生薬の加工工程をヒントに、独自に考えた加工・抽出方法を繰り返し試しました。 試作した全てのエキスを自身の症状で試していたところ、ある条件で加工をした竹から抽出したエキスにのみスキンケア効果を感じることを発見しました。自分の感覚に頼った効果検証だけでは確証が持てないため、知人の紹介で某大学の先生に実験を依頼しました。すると抽出したエキスには、サイトカイン( ヒトの細胞から分泌される免疫を制御するタンパク質) の1 つである「IL-33」の発現を抑制する結果が示されました。 ところが、第三者機関による検証実験を依頼しようと準備をはじめたところ、同じ効果のあるエキスの抽出が再現できなくなってしまいました。最初に抽出に成功した製造条件と失敗した方法では何が違うのか、すべての工程を見直していたところ同じ製造条件であっても使用する竹の状態により抽出できるエキスの成分に大きな違いがあることがわかりました。 竹は青々とした若い竹ではなく、立ち枯れた竹や伐採されて茶色に変色した竹から抽出する必要があることを突き止めたことでエキスの再現に成功。そして、第三者機関による検証実験をクリアし、「IL-33 発現抑制剤の製造方法」で特許を取得いたしました。 |